リクルートスーツって入学式の時着たスーツと何が違うのさ。

大学3年生となり、就活の必要に迫られる時が来た。

説明会や面接での服装は、みな一様にリクルートスーツである。しかし新調しようにもスーツは高い。大学入学式のためにA山の店員に任せたところ5万円もするスーツを買わされてしまった身としては、できれば新しくスーツなど買いたくない。

しかしそもそもリクルートスーツとは何ぞや? と思い、両親に聞いた。

「リクルートスーツって成人式の時着たスーツと違うの?」

「そりゃ、違うでしょ」

「どう違うの?」

「さぁ……。でも違うよ」

違うのか。そうなのか。私には違いが分らない。しかし私はフルハイビジョンと4Kの違いも分らないような男だから、分らなかったとしても仕方ない。では一体どう違うのかと調べてみたところ、どうやらそうではないらしい。

リクルートスーツは、日本において就職活動中に着用することを目的としたスーツとその着こなしのスタイルのことを指す。スーツの種類等を示すものではない。「リクスー」と称されることもある。(Wikipediaより抜粋)

要するに「リクルートスーツ」というスーツがあるわけではないらしい。就活に適当なスーツ=リクルートスーツであった。スーツの種類自体は、シングルブレスト、ダブルブレスト、3ピースといったものがあるとのことだが、就活では主にシングルブレストのものが多いらしい。大学入学式のために買ったスーツもシングルブレストだった。なんだ、一緒じゃん。あやうくアパレルの戦略によって無駄な消費をするところだった。

リクルートスーツの最近の傾向は、黒が圧倒的に多いらしい。一昔前はグレーや紺も数多くいたとのことだが、最近は不景気だからか学生側も委縮して無難な黒を選ぶそうだ。黒じゃなくてもいいような気もするが……。

ともかく、またしても高いスーツを買わなくとも済みそうで良かった。さわやかそうなネクタイだけ新しく買って、就活に挑むことにする。